アートでエコを考える
吉柳さおり|2007年06月20日 09:00
先週日曜日に、今、お台場で開催されている
グレゴリー・コルベールの展覧会「Ashes and Snow」へ
行ってきました。

「Ashes and Snow」は、写真作品、映像、美術装置、
手紙形式の小説が一体となった現在も進行中のプロジェクトで、
15年間に渡り、グレゴリー・コルベールが
インド・エジプト・ミャンマー・トンガ・スリランカ等世界各地で
人間と自然界の傑作ともいうべき動物との交流を
写真や映像で記録した作品が公開されています。
とにかく行って欲しいというのが一言で
簡単に何かの言葉で表現することは難しい
深い展覧会です。
作品を見れば分かるのですが、
グレゴリー・コルベールという人はこの作品を通じて、
「本当に何かを人々に伝えたかったのだろうか?」
それ自体も疑うほど、ある意味エゴがなく
「この作品を通じて、命の大切さを伝えたいと・・・」みたいな
偽善者のような下心を感じることもできない、
そんなことはさらさら感じない突き抜けた感があり、
単純にひたすら追いたいものを追い続けたマスターベーションに近い
作品展だと感じました。
これだけ美しい映像や写真をとことん見れば
人は必ずや“地球”や“命”や“共存”を考えるでしょう、
どう感じるかは勝手にまかせるよ!
そう、彼は言ってる気がします。
この展覧会のさらに面白い点は、
ノマディック美術館というNYの美術館を
そのままコンテナで移動してきた移動式仮設美術館だという点です。
152個の貨物コンテナを使用して組みたれた
空間は、本当にクールで、旅を続けるという作品の
コンセプトにふさわしいまるでお台場にNYが出現したかのような
世界観を醸し出していました。
一点だけ、この展覧会の難点を言うと
映像が想像していた以上に長く
うっかり10分くらいと思い立ち見していたら
1時間近くあって、ただ映像の世界に吸い込まれすぎて
その場を立ち去る気にはならないので
気がついたら次の日相当腰が痛くなりました(笑)
なので、前のほうにある限られた椅子(のような筒)に
必ずや座って観ることをオススメいたします!!
この展覧会は今週の日曜日までですので
是非まだの方は週末に行かれてはいかがでしょうか?
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